東京とは、東京を舞台とした様々なドラマ・映画などの影響により、「世界有数の大都市」というイメージが定着してしまっているところがあります。そういった中、地方在住者の中には東京には全域に都市空間が広がっていて、緑豊かな場所などほとんどないと思いこんでいる人もいると言われます。しかしそれは大きな間違いで、東京都の西部エリア(多摩地域)には緑豊かなエリアが多数存在します。そして、西部エリアの自然豊かなエリアは都心在住者にとっての身近な観光・行楽地として人気を博してきました。
特に人気が高いのは新宿からの直通電車も存在するJR青梅線沿線エリアで、青梅駅の南口そばを流れる多摩川には都心とはまったく違う清流が流れています。また、青梅駅周辺は緑豊かな側面も併せ持ちますが、もっと緑豊かであるのが青梅線の終点駅である奥多摩駅周辺エリアです。青梅駅そばはある程度開発が進んでいますが、奥多摩町の奥多摩駅周辺はほとんど開発されていませんので、東京都心とはまったく違う景色が広がっています。ホームは山に囲まれていて、電車を降りると都心とはまったく異なる風景が目に飛び込んでくるので、初めて来た人は皆、驚愕する事で知られています。
同様に、JR五日市線の終点駅・武蔵五日市駅周辺も周囲を山が囲んでいて、都心とはまったく違う雰囲気があるエリアです。駅の付近には秋川渓谷というスポットがあり、この美しい景観が楽しめる名所も都心在住者の間で高い人気を誇ります。その他、山梨県東部同様に東京の多摩地域の山岳地帯にはタヌキ・リスといった小動物から天然記念物のニホンカモシカまで様々な野生動物が生息しています。登山をしに行った場合、運が良ければそういった野生動物を間近で見る事が可能です。